財団法人日本エスペラント学会主催
エスペラント講演会
英語が苦手のみなさん、遠回りのようで近道がここにあります!
国際共通語エスペラントから英語を試してはいかが?
講師: 栗田公明さん (八ケ岳エスペラント館 元運営委員長)
演題: 役に立つ言語学習への近道―エスペラントから英語へ
エスペランチストには、他の外国語に堪能な人が多い。聞いてみると、「エスペラントをやったおかげで、他の外国語にも堪能になったんです」という答えが返ってくる。なぜだろう。
1. 英語学習の落とし穴とエスペラント
1)最初で最大の障害は、勉強したのに英語が聞き取れない、聞きとってもらえない(発音)こと。
エスペラントで自信をつけ、乗り越えることができる。
2) 簡単なことをどう言い出したらいいか分からない。
言語学習の最初は、脱文法が良い。現場で自然に覚えるのがよい。エスペラントで自然に語感を形成できる。(外国のエスペランチストとの交流)
3) 単語を覚えられない。
(とくに見慣れない単語は)脳の中に単語を蓄えるための新しい引き出しを形成する。エスペラントを仲介すれば、経済的に時間を使うことができる。すらすら頭に入る。
4) 日本語の文法と、その英語の文法の間の共通な基盤が見いだせない。
学校では、日本語と英語の文法は、まったく別物として勉強するので、その関係が分からない。この点で、エスペラントが両者の橋渡しとなる。
5) 日本語的な表現がしばしばコミュニケーションの妨げとなる。誤解のもとになる。
エスペラントで話しあっていると、日本語独特の表現の特徴がよくわかる。それがわかると、他の言語へ楽に入って行ける。
2. エスペラントはどのくらいの時間とエネルギーで学べるか。 (略)
日時: 6月25日(土) 13:30−15:30
場所: 八ケ岳エスペラント館
〒408-0031 山梨県北杜市長坂町小荒間1897-1 電話・ファクス: 0551-32-7335
小海線甲斐小泉駅下車、徒歩10分
詳しくはホームページで: http://www.geocities.jp/yatu_domo/
主催: 財団法人日本エスペラント学会
162−0042 東京都新宿区早稲田町12−3
電話 03-3203-4581 ファックス 03−3203−4582 ホームページ: http://www.jei.or.jp/
参加費: 宿泊の方は無料、講演だけ参加の方は200円
連絡先: エスペラント館には土日以外には当直の人がいませんので、下まで連絡してください。
堀泰雄 電話:027-253-2524 メール: hori-zonto(at)water.sannet.ne.jp
講師紹介
終戦後(1945年)エスペラントを学び始める。
1958年静岡市で、小川五郎(=高杉一郎)先生の下で、エスペラント会の講師を務める。
1960年、沼津エスペラント会、エスペランチスト平和の会に加わる。
1983年日本エスペラント学会の理事になる。その後、日本エスペラント運動100周年の経理を務める。
八ケ岳エスペラント館関係では、館設立以来運営委員、運営委員長を歴任。
栗田さんは、「日本エスペランチスト平和の会」の機関紙「Verda Kolombo」 (150号)で 長年、平和、政治に関する記事を書き続け、エスペラントの言語的可能性を示しました。また、ベトナムのエスペランチトと連帯し、「ベトナム小説集」「最後の高地」(マーフィ・東方書房)など北ベトナムの小説の日本語訳などもしています。