エンゲル楽団の面々
― 立木写真館で撮影された写真の人物特定 ―
立木写真舘応接間にて(大正9年)
○ 中央1人のみ
− 大塚 公(エンゲルの真ん前、洋服。レントゲン技師で英語が少しできた。エンゲルも英語が多少できたので、エンゲルの送迎や通訳の役割を果たしていた)
○ 前列左から(6名、椅子に座っている)
− 1番目:市原(和服、脇にヴァイオリン); 2番目:田処 栄治(洋服にネクタイ、眼鏡。徳島市で洋装店経営); 3番目:高木繁大尉; 4番目:パウル・エンゲル; 5番目:中 高一(坊主頭、チェロ); 6番目:立木 真一(口ひげ、眼鏡、チェロ。立木写真舘を経営)
○ 後列左から(6名、立っている)
− 1番目:小串 信太郎(坊主頭、口ひげ、眼鏡、詰め襟。当時徳島師範学校音楽科教官); 2番目:沖野 正(坊主頭、眼鏡、コントラバス); 3番目:板東 納涼(口ひげ、エンゲルの真後ろ); 4番目:原田 栄治郎(眼鏡、窓の前); 5番目:仁木 朋七(後に楽器店を経営); 6番目:橋本(短身、脇にヴァイオリン、手に弓)
この写真に写っている人物の特定に関しては、徳島エンゲル楽団代表佐藤義忠氏、徳島県立総合教育センター稲井建夫氏、徳島エンゲル楽団ブログ管理者南川慶二氏、鳴門ドイツ館館長川上三郎氏、タカハシスタンプ商会高橋健次郎氏、高知大学名誉教授瀬戸武彦氏の協力を得ました。感謝です。
なお、人物の特定に関しては正確を期したものの、誤謬が混じりこんでいる可能性を排除できません。より正確な情報をお持ちの方がおいでましたら、連絡をいただければ幸甚に存じます。
「チンタオ・ドイツ兵俘虜研究会」
メール会報担当者: 小阪清行 kosaka_kiyoyuki(a)hotmail.com