Erika Bergさんの名古屋訪問についての報告
七條めぐみ
日時:2023年9月27日(水)10:00〜17:00
参加者:Erika Berg、Oliver Meyer(愛知教育大学教授、名古屋日独協会幹事)、河合正善(中日建設株式会社総務部長、名古屋日独協会)、朝井佐智子(愛知淑徳大学等非常勤講師)、七條めぐみ(愛知県立芸術大学講師)
行程
★「日独友好の碑」は、名古屋収容所が現在の愛知県立旭丘高校の位置(名古屋市東区)にあったことが確認された際、名古屋日独協会の主導で建てられたもの。2003年4月12日除幕式。
2.真宗大谷派名古屋別院(東別院)を訪問。参拝接待部の山田智仁氏による寺院全体の案内を受けた後、教化センター事務長の宮田素樹氏も交えて東別院所蔵の資料を閲覧した。…写真2
★東別院には、名古屋の旧収容所があった(大正3年11月〜大正4年9月)。Erikaさんの祖父であるLudolf Jansonは東別院にはいなかったが、名古屋収容所全体の歴史に関わるものとしてご案内した。
3.鶴舞公園を訪問。Erikaさんの新幹線の時間が迫っていたため、周囲を車で回りつつ紹介する簡略的な訪問となった。
★鶴舞公園は、俘虜の主要な散歩地だった。園内には当時、奏楽堂や運動場があり、俘虜の運動演奏会が行われることもあった。奏楽堂は復元されたものが存在する。
◎全体所感
今回は急遽の呼びかけでしたが、「日独友好の碑」建設に携わった名古屋日独協会の会員から2名のご参加をいただきました。Meyer氏は生前の校條先生とお付き合いのあった方、河合氏は「日独友好の碑」建設地の整地を行った方です。
東別院では、旧収容所の位置を確認するとともに、収容所運営に寺院側がどのように関わっていたかなどのお話を聞くことができました。また、「メール会報776号」で紹介されていた、「アメリカの建築家 フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright が撮影した名古屋大空襲前(1905)の名古屋東本願寺」の写真をお見せしたところ、東別院にはライト撮影の写真が他にもあることが分かりました。Erikaさんは、Ludolf Jansonに直接関わる歴史ではないものの、寺院について新たな発見があったと喜ばれていました。
なお、事前に七條からErikaさんに、名古屋市政資料館(『名古屋俘虜収容所業務報告書』などを所蔵)について案内しておいたところ、9月26日(火)にお一人で訪問されたとのことでした。当初は27日(水)に市政資料館にご案内する予定でしたが、このようなことから午後に空きができ、東別院に長く滞在することになりました。
その他写真
写真3…東別院の境内で史跡を案内される様子(左端は参拝接待部の山田氏)