*** ノーベル経済学賞受賞者、ゼルテン教授香川へ ***
 
                    三好鋭郎
 
8月1日には、ラインハルト・ゼルテン教授ならびに、英語、フ
ランス語、ドイツ語とエスペラントの同時通訳の資格をもつドイ
ツ人で、米国のパスポートをお持ちのマルタ・ハイデ・オットー
女史の歓迎会が、三本松ロイヤルホテルで行われました。参加者
は川北前副知事、香川大学の学長や教授陣、正副東かがわ市市長、
日本手袋工業組合の正副理事長ならびに、手袋業界や各団体のト
ップの方々、だんじり子供歌舞伎の皆さん、徳島・香川・東かが
わエスペラント会の方々に大本関係者、スワニー社員の170名で
した。
 
私のゼルテン教授の紹介にあたって、遠路はるばるお越し頂いた
ことや、生涯に2 度とない奇跡的なイベントに胸がつまり涙で中
断、また話し始める珍事となりました。その興奮で、「教授はノ
ーベル賞を受賞してから、世界中から講演依頼を受けるようにな
り、先々週はアフリカのカメルーンへ、先週はローマで、9月に
はポーランドへ」というご活躍の紹介を抜かしてしまいした。次
に、徳島大学の長町教授の通訳により、ゼルテン教授独特の暖かい
ご挨拶を頂きました。つづいて香川エスペラント会会長の小阪先生
に通訳頂き、イスラエルのバハイ教の本部でボランティア活動を続
けておられる、マルタさんの正確で美しいエスペラントに魅了され
ました。さらに、エスペラントと英語の教師、ヒルコ・ミデマさん
の日本語とエスペラントによる司会によって、参加者の心を一つに
まとめることができました。最後に、だんじり子供歌舞伎をご覧い
ただいたあと、小阪先生の身にあまる閉会のご挨拶を頂き、26名
のエスペランチストの「エスペーロ」の合唱でフィナーレを飾りま
した。
 
2日の香大講堂での講演会には、台風5号の暴風雨にもかかわらず
1,070名に参加頂けました。一井香川大学学長から挨拶があり、私
がゼルテン教授の紹介及び「なぜエスペラントで講話されるか」に
ついて説明させて頂きました。演壇一杯にエスペラントと日本語の
画面が投影され、教授は演壇上を往復しながら、ゲーム理論につい
て具体的に丁寧に説明されました。長町教授の明解な通訳により、
20分も超過したにもかかわらず、最後まで熱心に聴いて頂きました。
 
3 日は、鳴門の「大塚美術館」に案内しました。マルタさんはとて
も美人で才女、館内の8割りの絵の歴史に通じていて、3時間半も
「時間がもったいない」といいつつ私の車椅子を走り走り押してく
れ、ゼルテン先生をはじめヒルコや小阪先生は、青息吐息でついて
来る状態でした。ドイツ・オランダ・日本人が200近い絵をエスペ
ラントで説明頂き理解できる醍醐味を味わいました。お二人は、日
本の高度な陶器技術や巨大なコレクショクに驚愕され、「本物を見
るなら一年以上かかる」と感嘆されていました。妻は途中でダウン
し待合室で休息。
 
歓迎会や講演会の反響を一言で総括すると、「とてつもない人類的課
題に挑戦している会社」と写ったといわれています。スワニー憲章の
「社会貢献」を一つ果たせたと思っています。