「チンタオ・ドイツ兵俘虜研究会」 メール会報 0788号
(seit dem 9. April 2003)
Forschungsgruppe "Deutsche Kriegsgefangene aus Tsingtau in japanischen Internierungslagern"
(The Tsingtao War German Soldiers' Internment Camps Research Society)
● 1. 出身地の戦没者リストにGustav Matheisの名前
Matheis in der Liste von Gefallenen aus Ettlingen (Baden) im WKT
[2024/03/15 A. Puster 生熊 文 (Ludwigshafen)]
● 2. 報告会:国境を越える史料調査とアーカイブ構築の試み
grenzüberschreitende historische Materialforschungen und Versuche der Archivkonstruktion
[2024/03/19 Imai H. 今井宏昌 (福岡)]
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● 1.*** 出身地の戦没者リストにGustav Matheisの名前 ***
前号で、静岡で病死したドイツ人捕虜Gustav Matheisの慰霊祭についてお知らせしましたところ、ドイツのAya Puster(生熊 文)さんから以下のような情報がよせられました。
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Ettlingen(Matheisの出身地)はうちからあまり遠くないので関心を持って、ネットで見て見たら、下記のような第一次大戦戦没者記念碑があり、Matheisの名前も海外での戦没者リストに載っています。
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編集者注:
上記URLのずっと下の方に戦没者リスト(表)があり、そこにMatheisの名前が載っています。ページ内をMatheisで検索すれば、一発ヒットします。
● 2.*** 報告会:国境を越える史料調査とアーカイブ構築の試み ***
編集者注:
(↓) 九州大学における報告会(Zoom参加:登録不要)のハンドアウト
国境を越える史料調査とアーカイブ構築の試み:第一次世界大戦期日本のドイツ兵俘虜をめぐって
日時:2024年3月21日(木)14時00分?17時00分(13時45分開場)
会場:九州大学西新プラザ大会議室(福岡市早良区西新2丁目16-23)or ZOOMオンライン
今年は第一次世界大戦開戦から110周年です。当時、日本は中国・膠州湾の青島(チンタオ)をめぐるドイツとの戦争に勝利し、その結果、ドイツ軍とその友軍であるオーストリア=ハンガリー軍の将兵4,500名以上を俘虜(=捕虜)としました。そして設立・閉鎖時期がそれぞれに異なるものの、総計16もの俘虜収容所が日本各地に設立されることになります。
九州大学大学院人文科学研究院では、このたびドイツ・ハイデルベルク大学からメルバー・琢磨博士をお招きし、このドイツ兵俘虜収容所に関する史料調査を共同でおこなってきました。本企画では、その成果と将来的なデジタルアーカイブ構築の展望について報告・議論します。
登壇者
メルバー・琢磨(ハイデルベルク大学トランスカルチュラル・スタディーズ・センター講師)
今井 宏昌(九州大学大学院人文科学研究院准教授)
コメンテーター
赤司 友徳(九州大学大学文書館准教授)
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編集者メールアドレス: kiyuyoki.kasako(@)gmail.com
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