「中四国だより」1101  "Bulteno de Tyu^goku kaj Sikoku" n-ro 1101
 
   2026/03/08
 
 
目次 (受信順、敬称略
 
  E = en Esperanto, J = en la japana, E+J = en E kaj la japana
 
● 1. 木村護郎氏に関する記事
 J: Artikolo pri S-ro Kimura Goro (Asahi Shimbun)
             [2026/01/28 Kosaka K. 小阪清行 (香川)]
 
● 2. 高知の報告です
 J:  raporto el Ko^ti
             [2026/02/17 Nabesima H. 鍋島博之 (高知)]
 
● 3. Pola Retradio:千田俊太郎氏(京大教授)へのインタビュー
 E+J: Pola Retradio:oni povas auskulti intervjuon kun Profesoro Shuntaro Chida (Universitato de Kioto)
             [2026/03/07 Kitagawa I. 北川郁子 (神奈川)]
 
 
2026年 中国四国エスペラント大会
日時: 2026年4月5日(日) 9:30〜15:00
場所: ホテルアストリア     徳島市一番町2?26?1
 詳しくは↓
https://www5.hp-ez.com/hp/esperanto/
 
 
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● 1.*** 木村護郎氏に関する記事 ***
 
 2026/01/28の朝日新聞のデジタル版より
 
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 エスペラント語が伝える、声なき声 モスクワ
 
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まってまもない2022年3月
中旬、上智大学教授で社会言語学者の木村護郎クリストフさん(51)のも
とに突然、見ず知らずのモスクワ市民から便りが届いた。人工言語エスペラ
ント語でこう書かれていた。《お願いです。戦争を止めるのを手伝ってくだ
さい!》
 
 木村さんは大学時代にエスペラント語を学びはじめ、世界中の話者と交流
してきた。ロシアの市民権を持つ送り主は、ウクライナ侵攻やそれを支持す
る社会に疑問を抱き、ロシアの現状を伝えようと各国のエスペラント語話者
に便りを送っていた。木村さんは現在まで30往復以上のやりとりを続ける。
 
 モスクワからの便りは戦争に反対する市民の姿などを伝える。
 
 24年の便りには《知人が前線で亡くなった》とある。かつて政権への抗
議活動に参加した経験もあるロシア人の40代男性で、全面侵攻が始まった
後、《ウクライナ人を守るためウクライナに行っていた》という。ウクライ
ナ側の義勇兵としてロシア軍と戦ったとみられる。
 
 さかのぼる22年4月には《戦争に抗議する知人の多くは恐れている》。
反戦活動をする人が暴行を受けたり、家のドアに脅迫状を張られたりしたと
いう。警察の訪問を受けることもあったという。《友人は反戦の手紙を書い
たために図書館から解雇された》
 
 そんな中でも、24年2月に北極圏の刑務所で死亡した反政権派指導者ア
レクセイ・ナワリヌイ氏の葬儀の際には《私は『愛国者』や警察の攻撃の対
象になる可能性があると理解していたが、手に花を持って行った》。警察が
厳戒態勢を敷く中、大勢が死を悼むため集まったという。
 
 木村さんは送り主の許可を得て、フェイスブックに便りを掲載し、日本語
訳も添えている。「便りの内容はあくまで一個人の見方」と話す。
 
 木村さんが特に印象的だと思うのは、困難な状況下でも、送り主が意見が
異なる人とも対話を続けていることだ。「日本の人たちにも知ってほしい」
と言う。
 
 便りでは侵攻を支持する人たちとの対話が紹介されている。
 
 送り主が一緒に仕事をする40代男性は、戦争に行くか尋ねられて《小さ
い子どもが3人いるが、国が招集すればもちろん行く。自分が何をすべきか
は祖国の方がよく知っている》と答えたという。70代女性は《戦車や手榴
弾(しゅりゅうだん)が西側からウクライナに持ち込まれている。すべてを
爆撃しなければならない》と話したという。
 
 侵攻を支持する市民から《米国人、英国人、欧州人、全世界はロシアを憎
み、武器と兵士をウクライナに送っている。だから我々は戦わねばならない》
との意見をよく聞くとも書いている。
 
 なぜ便りはエスペラント語で書かれているのか。木村さんは「エスペラン
ト語話者には異なる社会や文化、言語を背景に持つ人々に思いや経験を伝え
たいという気持ちを持つ人が多い」と語る。またロシア語以外で書くことで
「ロシア社会の常識の枠組みを取り払い、よりのびのびと表現できる側面も
あるのでは」とみる。
 
 木村さんは世界のエスペラント語話者が集うコミュニティーでも便りの一
部を公開する。昨年11月、ロシアのエスペラント語話者から「送り主は実
際にはロシアに住んでおらず、フェイクなのでは」と疑問視するメールが届
いた。
 
 木村さんは送り主の身元の特定を防ぐため、名前や年齢、住所などの個人
情報を明かしていない。だが、木村さん自身はいずれも把握し、知人が実際
にモスクワで送り主に会い、実在するモスクワ市民だと確認したという。
 
 これからもやりとりを続けるつもりだ。木村さんは「戦争下のロシアに残
り、懸命に発信、対話を続ける姿勢に学ぶことは多い。日本の私たちは言論
の自由を大事にできているだろうかと考えさせられる」と語る。
 
 モスクワからの便りには、こんな言葉が書かれている。《Ni estas malfortaj, sed ne
senfortaj.(私たちは弱いですが、無力ではありません)》(浪間新太)
 
 
 
● 2.*** 高知の報告です ― J: raporto el Ko^ti ***
 
2026年2月14日(土)に定例会をコープよしだ店で行いました。(参加者2人)
 
〇RO誌2025年12月号の記事”La morto de mia patrino kaj shiaj viv-amaroj"(verkinto;USUI
Hiroyuki)を読みました。
 
〇ファシズムの進行度合いを示す「ファシズム・メーター」をエス訳で読み
ました。
 
〇高知市大橋通商店街にある蒲鉾店を舞台とする四コマ漫画「アテはテンプ
ラ カモカナ!!」(作・絵 加茂加奈)第7巻から6本の作品をエス訳で読み
ました。
 
〇その他JEIのX(旧ツイッター)で取り上げられた「エスペラント牛数え歌」
が話題になりました。
 
(鍋島博之)
 
 
 
● 3.*** Pola Retradio:千田俊太郎氏(京大教授)へのインタビュー ***
 
皆さまへ
 
パプアニューギニアの言語トクピシンを専門の一つとする言語学者千田俊太
郎さん(京都大学教授)へのインタビューが3月5日の Pola Retradio
で聞けます。約30分の番組の内、16分13秒からほぼ最後までです。
エスペラント書籍を所蔵するワルシャワのNacia BibliotekoをPolaRetradioのスタッ
フと共に訪れた時の写真も掲載されています。是非お聞きになって下さい。
https://pola-retradio.org/2026/03/e_elsendo-el-la-05-03-2026/
 
 
Bonvolu auskulti intervjuon kun profesoro TIDA Syuntaro
el la Universitato de Kioto che la retejo de Pola Retradio.
La intervjuo komencighas je 16:13 kaj dauras preskau ghis la fino.
 
北川郁子
 
 
 
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   (中四国や日本以外の情報も含まれています)
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    会長: 福井政春  事務局長:坂本規恵  会報編集者:小阪清行
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